パワーハラスメント

近年企業等において重要なテーマとなっているのが従業員の「メンタルヘルス」です。

メンタルヘルス、つまり「心の健康」ということです。 この心の健康状態が様々なストレス等によってバランスを崩すことによりうつ病などの病気を発症することがあります。

企業等にとって大きなリスクとなるのは原因が職場や仕事にある場合です。事業主には労働契約法第5条により労働者に対する安全配慮義務が課されていますので、労災認定されるような事態にならないよう注意する必要があります。

仕事の負荷の増大や長時間労働など原因は様々ですが、昨今増加しているのが「パワーハラスメント」によるものと言われています。 

パワーハラスメントの定義は「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性(上司から部下に行われるものだけではなく、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して様々な優位性を背景に行われるものも含まれる。)を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう。」 とされています。

世代間の意識・価値観の違いやコミュニケーション不足などがそもそもの原因となっているケースが多いようです。 

 ただ、「業務の範囲を超えている」かどうかの判断が難しいケース(グレーゾーン)もあります。いわゆる「指導」としての指揮命令や業務上の注意等はもちろんパワーハラスメントではありません。

具体的にどのような行為が該当するのかという基準の確認・周知、実態の把握、ルール策定(就業規則他)などの予防対策がまずは必要です。

 

 

 

 

 

 

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